とと姉ちゃん 45話のあらすじを紹介します。
ついに家族に大学進学の希望を打ち明けた鞠子。
君子はさすがに経済的な余裕がない、と反対するわけですが、
「とと姉ちゃん」の常子が改めて鞠子の進学を全面バックアップすることを宣言しました。
しかし、44話で「KT歯磨き」事業に失敗してしまったので、
お金の問題はいまだ解決しません。
#まあ、鉄郎の借金の件は滝子の登場で一応、解決?ということになったんですかね。
少しでも給金のよいところ、として常子が選んだのは「タイピスト」でした。
女学校のタイピスト推薦枠はすでに丸メガネ優等生の後藤さん(おのののか)が確保していたわけですが、
なぜかその推薦枠が空いたのです。
早速常子はタイピストに向けて動き出します。
しかし、常子がタイピストになるためには2つの壁が存在していたのです。
タイピストってどんな職業?日本は海外より大変!?
タイピストは簡単に言えば、タイプライターを打つ職業です。
具体的には手書きの文書や聞いたことをタイプライターで清書をする、
というわけですね。
タイプライターは文字が書かれたボタンを押す(タイプ)することで、
紙にその文字が印字される仕組みです。
タイプライターが世界に初めて商品として登場したのは、1870年のことです。
※それ以前(古いものは1700年頃)にもタイプライターの原型となるものは存在したのですが、
特許の取得程度にとどまり、実際の製品化には至っていません。
それから日本で使いだしたのは1915年です。
とと姉ちゃんの時代から数えると20~30年前となりますので、
まさに「タイピスト」は当時は一番「熱い」職業だったわけですね。
ちなみに欧米が使うのは英文タイプライターであることに対して、
日本で使う和文タイプライターは構造から言って全く別物です。
何しろ、英文だとアルファベットの26文字(大文字、小文字を分けても52文字)と数字10文字、
後はいくつかの記号でこと足りるわけですが、日本語だとそういうわけにもいきません。
ひらがな、カタカナ、数字、記号だけならある程度必要な文字数は抑えられますが、
当然、これだけでは読めたものではありません。
問題は「漢字」ですよね。
真面目に計算すれば日本の漢字の数はそれこそ数万単位です。
これらをすべてボタンに記述するのは到底無理ですよね。
とと姉ちゃんでも常子はこの和文タイプの文字数にかなり苦戦することになります。
常子はタイピストになれるのか?2つの壁とは?
常子(高畑充希)からのタイピストのことを聞いた東堂(片桐はいり)も
並大抵の努力では習得できない
と警告をします。
その壁の一つがやはり和文タイプの文字数です。
さすがに数万ということはないものの、その数約2300文字。
もちろん、一個一個探しながら打ち込むのでは効率が悪すぎです。
つまりはそれぞれの盤の場所を暗記する必要があるわけです。
まあ、今のタッチタイピングよりもはるかに難易度が高い、というわけです。
星野(坂口健太郎)に励まされつつ、常子の奮闘は続きます。
しかし、ここでもう一つの壁が待っています。
それは就職試験です。
いくら推薦とはいえ、さすがに試験に通らなければ
常子はタイピストになることはできませんよね。
実はその入社試験で常子はピンチを迎えることになります。
多少ネタバレをすると
常子の行動がすべて裏目に出る
ということなのですが、その詳細は次回46話で明らかになります。
とと姉ちゃん 45話のあらすじは以上です。